祇園祭の歴史と日程や内容 山鉾巡行のコース紹介

「コンチキチン」と鳴る鉦の音がなんとも心地よく、祇園祭の囃子に耳を傾けてしまいます。

1ヶ月に渡る行事が行われる大規模で、1000年余の歴史ある祇園祭は「日本三大祭り」に名を連ねるほどの日本有数のお祭りとなっています。

こんな祇園祭について、ちょいと知っておきませんか?

祇園祭に行った時に、歴史を振り返りながら見るというのもなかなかいいものですよ。

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祇園祭の歴史

祇園祭は、京都市東山区の八坂神社にて行われる、病魔退散(現在では無病息災の意の方が強い)を祈願した祭礼で、一般的に山鉾巡行が行われる7月17日と24日が広く知られていますが、祇園祭は7月1日から31日までの1ヶ月間に行われる祭事の事を言います。

元々は、京洛(京都の事)に疫病が蔓延し、それが素戔嗚命(すさのおのみこと)とも言われていた牛頭天王(ごずてんおう)のたたりだとされ、ご機嫌をとるために神をまつり八坂神社の前身だった祇園社を信仰して、病魔退散をお祈りしました。

京都はみやこでしたから、みやこのたたりである病魔は日本全土で祈願しないといけないと思ったのか、当時日本が66の国に分かれていたので66本の鉾を作り、神泉院に贈って、悪疫を封じ込むようにと行われた「御霊会(ごりょうえ)」が、祇園祭の始まりとされています。

その後明治までは「祇園御霊会」と呼ばれ、祇園会と略されるようになったんですね。

これは、明治の神仏分離令(しんぶつぶんりれい)のために、神社名は祇園社から八坂神社になり、仏教色を排除するために祇園会が祇園祭に変更されたんです。

この祇園会は、疫病が流行った時だけ行われていましたが、天禄元年からは、毎年行われるようになりました。

医学が現在ほど進んでいなかった時代に疫病が流行ってしまうと、手の打ちようがなくなる事もあったでしょうから、お祈りだけでもしないと感じたのかもしれませんね。

そういった時代の中で、祈りを捧げ疫病(病魔)をなんとかしてほしいという願いは、町の人々の中に根付いたものとなったのでしょう。

それだけに、幾度の中断などがあったものの、これまでやってきた思いがあり、町の人達の、祇園会を信仰し勢力も拡大していた事を恐れた室町幕府は、中止せよと命令したようですが、「神事がなくても山鉾だけ渡したい」と申し出るほどに熱意が高まっていったといいます。

これが【神事無之共、山鉾渡し度し】ですね。

ちなみに現在の”鉾(ほこ)”が、豪華な飾りを付けるようになってきたのは、貿易がおこりだした桃山時代から江戸時代で、町の人達の生活水準も上がったのでしょう、外国から輸入されていたゴブラン織や、京都の西陣織が競うように使われるようになってからなんですね。

といった感じなんですが、祇園祭はこうして1ヶ月に渡る神事と1000年の伝統があり、また度重なる中断と再開を繰り返しながら歩んできました。

京都の人達に長く親しまれてきた祇園祭だからこそ、広く知られる様になるのもわかりますよね。

※ゴブラン織
フランスのゴブラン家で織られた綴織(つづれおり)のタペストリーを、こう呼んだところから、一般的に綴織の事をゴブラン織と呼ぶようになりました。

また、祇園祭で知名度が最も高いであろう、「山鉾巡行」は昭和54年に国の「重要無形民俗文化財」に指定され、平成21年にはユネスコの「無形文化遺産」に登録されています。

祇園祭の中でも見どころとなる「山鉾巡行」は、数多くの美術工芸品で飾られ街中を巡航するため「動く美術館」とも例えられるようですよ。

他にも山鉾巡行の行われる山鉾行事は、伝来の屏風などが披露されるので「屏風祭」という異名もあるとか。

京都の人達の山鉾巡行に対する「後世にも残したい」「広く知って欲しい」という思いが伝わりますよね。

これも、祇園祭が大規模で知名度が高いといったところからなんでしょう。

祇園祭の日程と内容

7月1日から、1ヶ月の期間にほぼ毎日何がしかの行事が行われています。

1~18日 吉符入

2日 くじ取式

10日 お迎え提灯 午後5時頃から

10日 神輿洗 午後8時頃

10日~11日 前祭 鉾建て 

12日~14日 前祭 山建て 

13日 長刀鉾稚児社参 午前11時
   久世駒形稚児社参 午後2時

14日~16日 前祭(さきまつり)宵山 
(四条通・烏丸通の歩行者天国は15日・16日のみの予定)

17日 山鉾巡行・前祭(さきまつり)巡行

17日 神幸祭(しんこうさい(神輿渡御(みこしとぎょ))) 午後4時頃から

18日~21日 後祭 山鉾建て 

21日~23日 後祭(あとまつり)宵山 

23日 献茶煎茶 午前9時
   護摩焚き(ごまたき) 午後
   宵山 夕刻より

24日 山鉾巡行・後祭(あとまつり)巡行

24日 花傘巡行

24日 還幸祭(かんこうさい(神輿渡御(みこしとぎょ))) 午後5時頃

25日 狂言奉納

28日 神輿洗(みこしあらい)

29日 神事済奉告祭(しんじすみほうこくさい) 午後4時

30日 疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい) 午前10時~


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祇園祭の山鉾巡行コース

山鉾巡行・花傘巡行コースの到着時間はおおよその時間となります。

17日 山鉾巡行(前祭)コース

A:四条烏丸 (午前9時00分) →B:四条河原町(9:45)
→ C:河原町御池 (10:30) →D: 新町御池(11:35)

24日 山鉾巡行(後祭)コース

A:烏丸御池 (午前9時30分) →B:河原町御池(10:05)
→ C:四条河原町(10:40) →D: 四条烏丸(11:22)

24日 花傘巡行コース

A:八坂神社(午前10時00分) →B:四条寺町
→ C:寺町御池(10:48) →D: 河原町御池
→ E:四条河原町(11:19) → F:八坂神社(11:43)

すいません…。
自分で地図を作って見たもののイマイチな感じがいなめませんねw

まとめ

日本三大祭に数えられる事の多い祇園祭。
歴史は古く、町の人達に支えられてきました。

それだけに、町全体がお祭りにかける意気込みはすごく熱気が伝わります。

梅雨明けに近い時期から、梅雨が明けきった夏本番を感じながら祇園祭の行事は行われていきます。

ハイライトとなる山鉾巡行はもちろんですが、綺麗に着飾った花傘巡行や、神輿渡御の方にも是非興味を持って観覧してみてはいかがでしょうか?

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