貝毒の原因は何?どんな症状がでるの?ノロウィルスとの違いは?

潮干狩りの時期になると、多くの方が海辺で貝を探すのに一生懸命になりますよね。でも、潮干狩りの時期に重なるように耳にするのが「貝毒」です。重症化すると命の危険もありますので、貝毒の原因や症状を知り、また、ノロウィルスとも違うので、貝毒への対処法を知っておきましょう。

スポンサードリンク

貝毒の原因は、貝のエサにあるんです

潮干狩りで採る貝といえば「あさり」が多いですが、あさりなどを「二枚貝」というんですね。他にも「カキ」「ホタテ」「ハマグリ」「ムール貝」なども二枚貝になります。

この二枚貝は、海中を漂う「プランクトン」をエサとしていまして。
エサとなるプランクトンの中には「有毒プランクトン」という厄介なのがいて、有毒プランクトンを食べてしまった貝に、その毒が溜まるんですよ。

で、毒が溜まった貝を人が食べてしまうことで、しびれや下痢などを起こすんですね。

貝に毒が貯まっている事も、人が貝を食べて症状がでることも貝毒と言われますので、ご注意を。

貝毒が発生しやすい季節は、春先からで水温の上昇と共に、有毒プランクトンの数も増えてくるので、エサとして食べている貝に貝毒の溜まる量も増えてくるという事になるんですね。

また、この季節にはアサリなどの産卵時期も重なったりしますし、その季節になると潮干狩りが始まると言う、いろんな事情が重なり「貝毒」が特に注目されてきているんですね。

ただ、最近では貝毒の規制もしっかりしてきているので、基準値を超えた場合は、自主規制や出荷停止などで、貝毒の症状の発生を出来る限り抑えようとする動きがあり、貝毒の症状を訴える事はかなり減っています。

市場に流通している貝に至っては、貝毒の心配はないといってもいいぐらいなんですね。

それでも、貝毒が規制の基準を超えてしまっていたりする場合は、国内産ではない事がほとんどで、国内産で貝毒の症状が出る場合は、個人的に採った貝を食べたのが原因と考える事ができるでしょうね。

ちなみに、潮干狩り場で採った貝は、貝毒の可能性があるかぎりは、返却し安全な貝と交換してもらうのが、普通なので持ち帰りができません。

貝毒の危険性がないと発表できているところでは、持ち帰ることはできるでしょうけどね。

貝毒の症状ってどうなるの?

貝毒による症状は、日本で問題となっているのは「麻痺性貝毒」と「下痢性貝毒」の2通りです。

麻痺性貝毒

麻痺性貝毒は、フグの毒による中毒症状と似ていて、食べてすぐ(30分以内)に症状が表れ、舌や唇などがシビレてきます。

ひどい場合、徐々に全身にシビレが広がり、全身が思うように動かせなくなってしまうんですね。

最悪の場合ですが、呼吸困難に陥ってしまうと12時間以内に死亡するとされています。早ければ、2時間以内とも言われています。

対処法としては、できるだけ早く、食べた物(胃の中も)を吐き出させるようにして、スグに病院へ行ってください。

下痢性貝毒

下痢性貝毒は、所謂「あたった」と呼ばれるような症状となり、下痢、嘔吐、吐き気、腹痛が主な症状となりますね。食べてから30分から4時間ぐらいで発症することがほとんどです。

殆どの場合は、水分を補給し貝毒を体外へ排泄することで治まる事が多く、だいたい3日もすれば全快しますし、通常に食べる量なら死亡することもありません。

対処法は、水分補給が一番かと思います。下痢状態なので水分補給は必要ですし、何より体内の貝毒を、体外へ出してしまう事が早い回復となりますね。

貝毒は、体内に不要な毒素となりますので、止瀉薬(ししゃやく)の服用は避けましょう。

アサリ毒

貝毒の中に、もう一つの症状があって「アサリ毒」といいます。
症状は、悪寒・倦怠感・嘔吐・便秘等があるのですが、特徴的な症状として「皮下出血班」があります。

皮下出血班というのは、簡単に言うと「青アザ」といったところですね。内出血した時と同じような感じになると思っていただければと思います。

こちらは、食後1日くらいで発症する事が多いですね。
さらには、2~3日後には、口臭がきつくなったり、鼻血がでたり歯茎からの出血もあります。

アサリ毒は、最悪の場合がありますので、すぐに病院にいってくださいね。

貝毒は加熱すれば大丈夫?

加熱しても大丈夫ではありません。

ノロウィルスなどのように、加熱処理すれば死滅してしまうものもありますが、貝毒の場合「麻痺性貝毒」も「下痢性貝毒」も加熱処理をしても、毒が無くなる事はありませんので「火を通せば食べられる」は通りませんので、注意してくださいね。

スポンサードリンク

貝毒とノロウイルスの違いは?

貝毒の下痢性貝毒とノロウィルスの症状は下痢や嘔吐などと、似ていますがまったくの別物ですので、注意してくださいね。

貝毒か、ノロウィルスを見分けるには、潜伏期間がわかりやすいかもですね。
下痢性貝毒の場合は、その日の内に発症しますが、ノロウィルスの場合は、潜伏期間が1日~2日ほどとなっていますので、食べてその日の内なら貝毒と判断できると思います。

また、重複しますが、ノロウィルスは加熱処理で予防できますが、貝毒は加熱処理をしても予防できませんのでご注意くださいね。

ちなにみにですが、貝毒は2次感染の心配は少ないですが、ノロウィルス同様に感染が解れば、2次感染の可能性を可能な限り防ぐ為にも細心の注意を心がけてくださいね。

まとめ

貝毒が、フグの毒と似たような症状になると考えると、少しは貝毒に注意される気になるのではと思います。

潮干狩り場でも、あえて持ち帰らせない意味も理解できたのではないでしょうか。日本は、こういった衛生管理については厳しい方だと思っていますので、貝毒の発生状況なども気にしながら、潮干狩りなどを楽しむようにしてくださいね。

スポンサードリンク

おすすめ記事

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す





*

Menu

HOME

TOP